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旅行記
2002年 8月4日〜 伊藤陽  父 

強烈なシャワーで出迎えてくれた今年の宮古島.8月4日午後.羽田を出る直前に,まゆりさんからは“今日,明日と大荒れの予想ですが”とのメールも入った. 
ああ,伊藤さんが来ると天気が荒れる,とまたカラカラ笑われそうだ.週間予報も出発の直前に曇りマークの連続に暗転.平良さんにも,“普段の行いが悪いんじゃない?”と言われそうと,暗い気持ちでの出立ではあった.

空港まで配車してくれたクラゲさんの言葉“台湾付近の低気圧が台風12号になって......”が運転していても頭の中で繰り返される.
ワイパーをフルスピードにしても掃ききれない程の強い雨.空港から平良港に向けてノロノロ走る.“前を見なさい,余計なことを考えないで” そんな命令をするか
の様なシャワーの中を5分程走るうちに,雨の勢いは少し弱まってきた.町中のディゴの花も目に入る様になった.随分と荒っぽい歓迎ではあった.
しかしその短い時間のうちに,それまでのモヤモヤした気分はまさに洗い流された様に思う.

激しいシャワーが過ぎ,弱い雨がどこか優しげな曇り空の下を落ち続ける.“もし
太陽がカッと照りつける天気だったら耐えられる?” 確かに宮古の強く明るい光を求めて今年も来た.しかし,今年は本当に忙しかった.文字どおり休みなしに半年を過ごし,ボロボロになった体を運んできた様なものだった.
そんな私を迎えてくれたシャワーは,まさに日常と決別させてくれたものだった.干ばつ気味の天気が続いた時,たっぷりと降ってくれる雨,農作物に優しい雨のことを ゆがふう と呼ぶ,と平良さんにあとで教えてもらった.このシャワーは,私への ゆがふう であった.

2002年 8月4日〜 伊藤雄 (高校1年)

僕の16年とちょっとの人生の中で一番驚いたことがその日に起こった.宮古島
旅行で毎年恒例となった八重干瀬へ行った日だった.
狩俣漁港から船で40分程で着いた一つ目のポイントでは泳ぎ,2つ目のポイントへ移動した時,僕は,毎年のように釣りをすることにした.僕がする釣りというのは,ペットボトルに釣り糸を巻いて泳ぎながら釣るという方法だ.

今年からは,えさをイカに換えてみた.イカは小魚につつかれても簡単には針からはずれないからだ.それで,大きい魚がかかるまで待っていればいいわけだ.今年はかなり深くまでエサを降ろしてみた.僕の思ったとおり,25cmを越えるタマンやミイバイ,ベラの一種などが釣れた.特にタマンは本当に引きが強くビックリした.

しかし,これは,もちろん僕の人生の中で一番驚いたことではない.4匹目のタマンがかかった瞬間だった! 薄暗い海底から1mはゆうに越えるだろうガーラが、かかったタマンに食いついて持っていってしまったのだ!! 25cm以上のタマンを一口でだ!! もちろん僕の使っていた4号のハリスでは,どうすることもできず,一瞬で切られてしまったのは言うまでもない.僕はしばらく金縛りになった様に動けなかった.針もエサも重りもタマンまでも持っていかれたとか,そんなことは全く思わなかった.ただ,海のすごさが本当によく分かった一瞬だった.

今年は,ガーラだけでなく,大きな海ガメも見ることができた.一瞬サメかと思っ
て,びっくりしたが,よく見るとカメでほっとした.用心深いのか,僕を見るとすぐ
遠くの方に行ってしまったのが残念だった.今度は,カメの産卵を見に行った時にあのカメを見たいものだと思った.

今回の宮古島旅行は,本当にびっくりする様なことが多かった.宮古島へ行くと,毎年何か新しい発見をすることができるのがおもしろい.また,来年,宮古島へ行くのが今から楽しみになってきた.

2002 8/4〜伊藤 量 (中1)
シャコ貝を食べさせてもらった,漁師さんと会ったのは,2日目の池間のビーチで
の事でした.ぼく達がビーチで一休みしていると,海から,モリとたくさんの貝の入った網を持った漁師さんが上がって来ました.肩には,モリで取った魚が,数十匹ぶら下がっていました.ぼくと兄は,どんな魚や貝が取れているか見に行きました.魚はブダイが多く,貝はシャコ貝がほとんどでした.中には40cm以上のシャコ貝もありました.こんな大きなシャコ貝があるなんてとてもおどろきました.

 すると漁師さんが網から,20cmぐらいの小さいけれどおいしい方のシャコ貝を割って食べさせてくれました.大きな貝柱と,長くてコリコリしたヒモがとてもおいしくて,いっぱい食べてしまいした.そして自分でも取りたく思って,砂浜に落ちていた鉄の棒を持って海に入りました.
 しかし浅いところにはなかなかありませんでした.やっと見つけたのも,3,4mぐらいの水深にありました.しかしそれ以外の取れそうなシャコ貝はなかったので,それを取ろうと思いました.ぼくはシュノーケルでもぐると,2mぐらいで,すぐ上に上がってきてしまいます.しかし今日は耳抜きもうまくできて,3,4m下までもぐっていけました.そして何回ももぐって,岩をたたいたり,引っぱり出そうとしたけれど,なかなか取れませんでした.そのうち耳が痛くなってきたので残念だったけれどあきらめました.来年はもっと深くもぐれるようになりたいです.

 その数日後に,保良川ビーチに行った時,潮がとても引いていて泳げなかったので,家族みんなで岩場の上を歩きました.少し歩いていくと10cm位のシャコ貝があったので,それを父と兄が苦労して引っぱり出しました.まるで,大きなカブを抜くような騒ぎでした.自分たちで取ったシャコ貝は格別においしかったです.岩場では,いろいろな貝やヒトデなどが見れました.それに,地下水の滝やしょうにゅう洞も見れました.今年もまた,新しい発見がたくさんありました.来年もいろいろなできごとに会いたいです.