村木:福木、村花木:センダン(方言名シンダイギー。石灰岩地帯に生える落葉生の高木。樹皮は黒褐色で、幹が直立し木目も美しいことから、タンスなどの家財材料として使われています)
村花:タラマバナ(べに花)(地中海沿岸地方から西アジアが原産といわれる1〜2年生の草木。50〜100cmに成長し、アザミに似た花を咲かせます。古くから染料や薬草として暮らしの中で使われてきました)
村魚:ニバリ(浅い岩礁地帯に生息するハタ科の一種。多良間でニバリと呼ばれるのは、カモンハタで、そのほか種類によって、アカニバリ、ガマニバリなどに分けられています。
村鳥:ウズラ(その愛くるしい姿から子ども代わりにも可愛がられてきたウズラは、童話にも歌われ、愛唱唄として広く唄われています。近年では、数が減少し保護が必要と言われています)(以上:多良間村より)
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多良間島は面積が約20平方キロ。北に浮かぶ水納島と合わせて多良間村を構成してます。宮古島から約62キロ離れており、宮古島から130キロ離れた石垣島とのほぼ中間に位置します。
約1300人余の住民のほとんどは多良間島に住んでおり、水納島には4人程度が住むだけです。村の主産業はサトウキビ生産と畜産業で、海が近いわりには水産業は盛んではありません。島の人口は1,358人(平成21年1月現在)。島の行政は多良間島と水納島。村には高校もないことから中学を卒業すると大半は島を離れ、宮古本島や沖縄本島に進学、就職することから過疎化は深刻である。
島への交通は空と海がありますが、海の便は、多良間海運の運航するフェリーたらまが一日一往復、3、4日おきに結んでおり、主に生活物資を運んでいます。
空の便は現在RAC39人乗りの飛行機が宮古−多良間間を1日2往復(約20分)、宮古−石垣間を1日1往復飛んでいます。
水納島のへアクセス:多良間島からチャーターで約15分
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伝統文化も盛んな島には旧8月8日に行われる「八月踊り」と言われる伝統芸能が生きずいており、長年旅で暮らす出身者もこの日には里帰りする人も多い。
この踊りは昔、悪税と言われた人頭税の苦しみから自らを慰めてやろうとして踊り次がれていると言われ八月お願、皆納祝と称されています。村祭りの「八月踊り」は、国の重要無形文化財に指定されており、村で一番大きな民俗行事で、観光客も大勢訪れ、村民の誇りとなっています。