「前ぬ井」「後ぬ井」 宮古島市上野字宇野原
「前ぬ井」「後ぬ井」とも大嶽接司が開削した掘井戸といわれている。 「前ぬ井」は現野原部落から110メートル程北方にあって、井戸の周辺の石垣、昇降する石段等も堅牢で、その石工技術は今日でも高く評価されている。(「前ぬ井」は現在航空自衝隊の基地内にあり一般の出入りが規制されている。) 「後ぬ井」は野原岳の中腹にあって升囲いの構造から「ツガ(升)井」とも称されている。 大嶽城は宮古の中央部に位置し、丘陵地になっているため、用水の便が悪かったので接司は特に井戸の開削等の土木工事に力を用いたといわれている。 1976(昭和51)年7日5日 上野村指定史跡。 |
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