サバリバナ
サガリ花
サガリ花科の常録高木でアフリカ東岸から東南
アジア太平洋地域に至る
広い範囲に分布し、北限は
日本の奄美大島です。
普通は海岸近くのジメジメしたところや
マングローブの生えている後ろの方、又は、
内陸の川沿いの湿地に生息して、しばしば
群生します。
葉は長さ20~30センチの長楕円形~長倒卵型で
枝先に固まってつきます。
小さい枝は太く葉痕がはっきりわかります。
6月~7月ごろ葉の間から50~70センチ穂
状の花序をたらしてたくさんの花をつけます。
サガリ花の和名はここからきました。
ヌサワフジの名はフジの花のように垂れ下がり
香りがするのでつけられました。
花は3センチ。白から赤にかわり多数の雄しべがあります。
果実は長さ4~7センチのやや角ばった長楕円形で軽い
繊維質の外皮をもち、水に浮いて運ばれ繁殖します。
果実や樹皮にはサポニンというアルカロイドがあり、
これを砕いて川に流して魚を取ったといいます。
宮古島環境クラブ 説明版より
サガリ花の宮古島の自生地 マップ