ヤシガニ保護条例を制定
県内市町村で初(2010年(平成22年)4月施行
多良間村議会は2010年3月議会で県内初となる「ヤシガニ」(マクガン)保護条例を議員発議で上程、可決した。
観光客向けの珍味食材に利用されたり、地域住民も昔から慣れ親しんできた食材であるヤシガニ。
しかし近年乱獲が指摘されてきた。その乱獲により、県内各地区でも生息数が減少している。
それらのことから多良間村では乱獲からヤシガニを絶滅から防止、持続的に保護活動する目的で制定したもの。
条例ではヤシガニの生態系の調査研究のため、保護区を設置する。保護区ではヤシガニは採取できなくなる。またヤシガニは成長が極めて遅いことから、採取禁止期間と禁止サイズを定めている。
採取禁止期間7月1日〜8月31日
甲のサイズ8センチ(1斤)以下と抱卵雌は取ってはならない。条例違反者に対して村長は、10万円以下の罰金を科すことができる。