与那覇湾・ラムサール登録
2012年7月7日
正式にルーマニアのブカレストで認定!
国の特別保護地区に指定されている与那覇湾が、2012年7月7日、正式にラムサール条約に登録。
与那覇湾の登録は沖縄県内では、漫湖、慶良間諸島海域、名蔵アンパル、久米島の渓流・湿地に続いてのものとなる。
与那覇湾は、2011年11月1日に、総面積1366ヘクタールが国の鳥獣保護区に指定された。区域内の水面積699ヘクタールと林野1ヘクタール、その他の4ヘクタールの計704ヘクタールが特別保護地区に指定、この特別保護区がラムサール条約に登録された。
特別保護地区には、これまでの調査で、植物はシマシラキ、ビロウ、モモタマナなどが分布。沿岸部はメヒルギなどのマングローブなどがある。
動物では、環境省レッドリスト絶滅危惧種TA類のクロツラヘラサギ、絶滅危惧TB類のツクシガモなど希少な鳥類も含まれる。
さらに越冬、繁殖のためシベリアから東南アジアまでを移動するシギ、チドリ類の重要な中継地点でもあり、数多くの鳥類が確認されている。
ラムサール条約湿地は1、保全、再生、2、賢明な利用、3、交流・学習の3本柱が互いに支えあい、身近な存在として人間の生活環境や社会活動と深いかかわりを持つ干潟として位置づけられている。
国内登録湿地は46カ所2012年7月現在