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通り池   (通り池の継子伝説  (伊良部村誌より)
継母が先妻の子を殺す計画をたてた。夕方になって継母は自分の子と継子を潮干狩りにといって通り池に行った。
遅くなったので通り池で過ごすことになった。継母は我が子がすべり落ちないように岩のゴツゴツした場所に寝かせ、継子はすべり落ちやすいようになめらかな岩の上の池のふち近くに寝かせた。継母は、潮干狩りに出かけてくると口実をつけてその場を離れていった。

夜中に戻ってきた母は子供の寝場所が変わっているとも知らず、大急ぎで池の縁近くに寝ている子を池に突き落とすと岩のゴツゴツしたところに寝ていた子をおぶって、一目さんにその場を離れ部落の方角にひた走りに走りました。
東の空には曙の光が夜明けを知らせていました。

「お母さん弟はどうしたの」背中で目をさました継子がたずねます。
その瞬間継母は自分がおんぶして来た子が継子であり、あの池に情け容赦もなく突き落として来た子が、可愛い自分の子であることに気づきました。

気も狂わんばかりに泣き悲しみ、継子をその場に放り捨て、自分は今しがた走り続けてきた道を逆に通り池の方めざしてはしり、自分も子供の後を追手池に飛び込み死んだと言う。人間の悪の報いの恐ろしさを今に伝えています。最初に継子を寝かせてあった場所をママ子台と呼んでいます。
神秘的な色を見せる:通り池
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